神経の治療 RCT
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近所の歯科医院で神経を取ったのに痛い歯があり、
他にもかなり前に神経を取られたのに
うずく歯があります。
これは、日本のハイシャさんさんによって
いいかげんな神経の治療「えんど」をされた
結果であると思います。
もし、ちゃんとした再治療を受けることができずに、
このままにしておくと、どうなるなるのでしょうか?
麻田メリー
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日本で毎日のように行われている
神経の手抜き治療は恐いものです。
神経を取ったのに(実は完全に取っていないため)、
歯が痛いという状態になります。
しくしくとうずくのは勿論、
寝不足などで抵抗力が弱くなっていると
歯茎に穴が開いて膿が出てきたり、
それと平行して激痛に襲われたりする
ことさえもあります。
私はこの手抜きのおかげで
アメリカで死にそうな目にあって、
それがきっかけでDENTISTになりました。
神経の手抜き治療により、歯根の中で
細菌が繁殖した場合、どのようなことが起こるか
津山まさみの症例で説明します。
津山まさみが初診で来たとき、
慢性的な歯痛がる歯の歯茎には
おできのようなものができていました↓。

この部分から排膿していたのですが、
これは明らかに神経を完全に取っていなかった
ために、歯根の中で取り残された神経が腐敗して
細菌が繁殖し、それが根の先から歯槽骨に出て
根尖病巣を大爆発させていたのでした。
ガタパーチャポイント(ゴム製の縫い針の形を
したもので、根管治療に用いる)を刺してみると
どんどん中に入りました↓。

ガタパーチャの先は歯槽骨の内部3cm以上の
深さに到達しています↓。

このガタパーチャの先が到達して止まった所が、
根尖病巣のある位置なのです。
レントゲンを撮るとガタパーチャの方向が
ハッキリしました↑。
#5の根尖に大きな病巣があり、そこで膿が発生し、
どんどん大きくなって骨を突き破り、
歯ぐきも突き破り、できものになったのです。
この排膿は慢性化して常にアクティブであったので
傷口はふさがらずに開いたままになっているのです。
この出口をフィスチュラと言います。
それにしても日本のハイシャさんの「こんち」は
恐ろしいというのが感想です。
繰り返しますが、
こんな歯が1本あるだけで
普通の人は口の中に違和感を
感じるのは勿論、
慢性的な鈍痛により
倦怠感を感じたり、疲れやすくなり、
抵抗力が落ちると激痛に襲われるので、
元気に暮らすことは不可能になります。
ちなみに、この津山まさみの#5は
適切なRCTを行えば十分に復活は可能でしたが、
矯正を行う都合上抜歯となりました。
矯正の抜歯の対象となる候補は小臼歯ですが、
どの小臼歯を抜くかは、
歯が受けているダメージの程度で決まるため、
津山まさみの場合は#5が対象になったのです。
この#5の根尖にはっきりと根尖病巣を
形成している肉芽腫の一部が付いています↓。

フィスチュラが出来ている歯の根の先には、
この写真にあるような肉芽腫が出来ており、
それは抗生物質をどれだけ飲んでも
大きくなることはあっても
消えて無くなることはないため、
一時的に痛くなくなっても、
必ずまた痛くなり、
それは抜歯するまで続く!
ということを日本のハイシャさんにしか
かかれない人は覚えておきましょう。

もし津山まさみがG.V. BLACK DENTAL OFFICEに
たどり着くことがなく、日本のハイシャさんの治療を
いまだに受け続けていたとすると、
この#5は矯正のための抜歯ではなく、単に
ホープレスになって抜かれた歯になったのでした。
次に、他の症例でレントゲンのチェックの仕方を
紹介します。
繰り返しますが、好い加減な根管治療、
つまり日本のハイシャさん風に言うと
「えんど」とか「コンチ」をされた場合、
慢性的なうずくような痛み
があります。
これは神経を完全に除去していないため、
歯根内に残った神経が腐敗していく課程で、
バイ菌の繁殖による病巣の形成が
歯槽骨で起こるためです。
それが1ー2年ほど続くとレントゲン撮影を
すると病巣が認められるようになりますが、
小さなものですから、それを発見出来る人は
歯医者が100人いたら1人くらいでしょう。
このステージでは抵抗力の落ちた時、
つまりストレスが溜まったときとか
睡眠不足のときにシクシクした痛みを感じます。
それが5年ほどつづくと100人のうち30人が
認められるくらいの病巣が出来てきます。
もっとわかりやすくレントゲン感光剤を病巣に
入れてやると骨の吸収されている状態を
知ることができます。
このステージの病巣はその形から「ヒアシンス」と
インディアナ大学では呼ばれています↓。

進行したヒアシンス状の病巣(左)
「散弾銃で打った銃創のような形」↑と
表現する人もいます。
このステージでは、通常の場合、
痛みは耐えられるもの
であり、
生活にはさしさわりがない
ことが知られています。
しかし、抵抗力の落ちた時、
つまり重度のストレスが溜まった時や
極度の睡眠不足のときには、
我慢できないずきずきした痛み
を感じることがあります。
また、膿がではじめるのもこのころです。
「ヒアシンス」がさらに悪化していくと、
100人のうち50人が認められるくらいの
「腎臓豆(Kidney Beans)」
と呼ばれる病巣が現れてきます。

2つの腎臓豆状の病巣が認められる↑
これは「ヒアシンス」では歯槽骨内の無数にある
小さな部屋の壁を部分的に破って
つながっていた病巣が、
「腎臓豆」では部屋自体を壊して繋がったために、
大部屋になってしまったからです。
この「腎臓豆」にまで到達してしまうと、
慢性的な激痛と排膿
がはじまります。
この時期がしばらく続くと、
こんどは歯茎を突き破って、
膿が外部に出るようになり、
慢性化すると
フィスチュラとよばれる
瘻孔(歯茎に穴が開く)を形成
し、病巣と外界が貫通する自体が発生ます。
こうなると病巣にバイ菌の供給が無限になり、
歯の悪くなる速度は早くなりますが、
穴が開いているということで
気圧の差からくる痛みを感じなくなり、
慢性化していても痛くない
場合が多くなります。
しかし、痛くないから治ったというわけではなく、
歯と歯槽骨の破壊は日々進行
してゆき、病巣のサイズは信じられないような
大きさになってゆきます。
ちなみに
上の奥歯や前歯に
このような病巣ができていると、
蓄膿症(歯性上顎洞炎)
になることが知られています。
そして病気などをして抵抗力が
非常に弱くなったとき、
排膿とともに激痛がおそってきて、
それは我慢と忍耐の限界をはるかに越しているため、
日本の歯医者さんが抗生物質と痛み止めを
せっせと処方したとしても、効き目はゼロですから
結局は抜歯
することになります。
しかし、まだこの時点であれば、
Evidence Based Medicine (EBM)に基づいた
アメリカ歯科標準治療
「ほんとうの治療」で
RCT(Root Canal Treatment)と
呼ばれる神経の治療を
受けることができれば
予後20年の回復は可能
になります。
ポイントは、日本で当たり前の、ヒ素など
体に有害としか言えない薬は使わず、
洗浄剤と専用の器具だけを用いて行う
根管内の完璧な機械的清掃
と、ガタパーチャを使った
完璧な根管閉鎖
の2点です。
具体的に説明します。
このRCTでは1回のアポイントメントに、
完全なラバーダムを使った
バクテリアフリーの環境で
根管内の完璧な機械的清掃をするためには、
2時間から4時間かかります。
難しい症例でも3回のアポイントメントを、
1週間以内で終わらせなければ
理想の治療とはいえません。
そして、最後に、歯の中に細菌が根尖から
入り込まないように、
完璧なシールとなる根管封鎖を、
ガタパーチャをコンデンスして終了となります。
日本のハイシャさんの行う「えんど」では
ラバーダムは全くせず、
アポイントメントは5分で10回も20回も通わせ、
えんえん何カ月にも及ぶことがあります。
まるで
バイ菌を歯の中にわざと入れる
ために行っているような行為です。
ガタパーチャも、形だけ詰めてあるだけで、
コンデンスなどされていないスカスカの状態のため、
根尖から細菌が歯の中に入り込んでいます。
従って、
日本のハイシャさんの「えんど」をされた歯は、
歯の中でバイ菌が繁殖しまくった状態になり、
根尖病巣が常に拡大している状態になるため、
永遠に痛みから開放されることはなくなるのです。
そして最後は上で述べたように、
抜歯されるという運命
が待っています。
8020運動を平気で推奨する
日本のハイシャさんにかかったら
100%そうなる運命です。
これからお見せする2つの症例は
インディアナ大学で私が担当した症例です。
アメリカでは病巣がここまで大きくなり、
歯槽骨に洞窟のような大きな穴が空いた状態
なったのはめずらしかったのです↓。
.
症例1明らかな手抜きによるRCTから発生した前歯部の病巣↑
.

症例2 臼歯部における病巣。
シルバーポイントの根が原因になっている↑。
しかし、日本ではありふれているらしく、
こばけんの子分の世田谷の開業医「タカハシ」と
水戸の開業医「やっちゃん」に見せたら、
二人とも口裏を合わせたように
「こんなのよくありますよ。
抜いちゃいますよ。」
と言ったのにはまいりました。
そうなのです。
日本では抜くしかないような歯を
アメリカでは手術で治そうとする
のですが、
日本では手術をすれば
治るかも知れない歯を
抜いてしまい、
手術が必要のない
簡単なやりなおしのRCTの代わりに
意味不明のエピコなどの手術をして、
結局は抜歯となる運命にさせている
のです。
つまり日本の歯医者さんの中でも
悪質な日本のハイシャさんが行う手術は
私の見てきた症例に関する限り、
やらない方がずっとましだった症例ばかりで、
インプラントと同様、外科的根管治療は、
日本のハイシャさんにしか
かかれない人こそ
絶対に避けなければならない治療行為
なのです。
多くの日本人のデンタルIQがあまりにも
低すぎるがために、デタラメな治療しかできない
日本のハイシャさんに丸め込まれ、
めちゃめちゃなことをされ、
さんざん痛いめにあい、苦しめられて、
挙げ句の果ては、どんどん抜歯にまで
追い込まれている現在の状況は、
怒りを通り越して呆れた世界の物語なのです。
04/04/98
02/03/08 updated
Norman Yamazaki, DDS.


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